
今日はもう何も考えたくない! そんな時だってあると思います。
あれこれ頭や心を使ってもうくたくた、のんびりしたいけど何かそばにあってほしい……そんな時にぴったりな、のーんびり見れる作品をご紹介します。
【ドラマ】まほろ駅前番外地:緩さ、グレーさ
まほろ駅前番外地のストーリー……
・東京にある街、まほろ市の駅前の雑居ビルの二階にある便利屋さん、多田便利軒。
・多田便利軒を営むのは、まじめでお人よしの多田啓介(瑛太)と、謎めいた居候の行天春彦(松田龍平)。
・二人の事務所兼住まいでもある多田便利軒に舞い込むのは、なんとも奇妙な依頼ばかり。
・頼まれた依頼は極力引き受けます! がモットーの多田便利軒。今日も多田と行天は一癖ありそうな依頼に立ち向かっていく……。
三浦しをん氏による小説の実写版。実は三部作の第二作目(第一作、第三作は映画)ですが、ここから見ても全然問題ありません。
このドラマの特徴は、何といってもゆるさ。便利屋さんという仕事、事務所と住まいが一緒、居候なのに得体のしれない男・行天、とそのゆるさは設定にも滲み出ています。
二人は便利屋さんとして色々な依頼に立ち向かっていくのですが、それも白黒つけない、グレーな感じで解決していきます。
いいも悪いもない、白でも黒でもない、まぁいいんじゃない? 的な空気感満載のドラマ、しかも一話30分なので、サクサク見れます。
コスパ、タイパ、効率! という風潮は福祉業界にも押し寄せていますが、いつもそればかりじゃないんじゃないか? と考えさせてくれたりもして……。
以下の記事では、支援における必要な遠回り、今作の魅力の一端をご紹介しています。
【ドラマ】舞妓さんちのまかないさん:京都・祇園の空気感
舞妓さんちのまかないさんのストーリー……
・青森でともに生まれ育ったキヨ(森七菜)とすみれ(出口夏希)は、あこがれの舞妓さんになるため、中学を卒業後、そろって祇園にやってくる。
・天性の才能を発揮していくすみれ、一方、キヨは失敗続きで里に返されることに。
・そんな時、置屋(舞妓さん達が共同生活を送る家)のお料理番・まかないさんが腰痛で急遽引退、キヨがその後を継ぐことになる。
・舞妓さんではなくまかないさんとして祇園で暮らすキヨの日々とは……。
終始、京都の花街・祇園という街で繰り広げられるドラマ。なお、某サブスク限定です。
観光で京都に来られた方の中には祇園という街を歩かれた方もいるかもしれません。
訪れるのは簡単でも、そこに関わることは難しい街・祇園。
今作は、そんな祇園という街の住人になったキヨの視点から、のんびりまったりな空気感で舞妓さん、芸妓さん(舞妓さんとして経験を積み、正式に芸の道を歩むことになった女性たち)の暮らしと仕事を垣間見ることができます。
このドラマ、本当によくできていて、祇園に生きる人達の特徴をすさまじい鮮明さで再現しています。
普段なかなか見ることのない世界を、あくまで日常という視点でゆるっと楽しめる稀有な作品。
一方、芸の道という専門性を極めることのすばらしさとリスクについても考えさせられたりもします。
以下の記事では、一つのスキルを磨き上げることについて、そして舞妓さん・芸妓さんという存在について考察しています。
【ドラマ】ヤング・シェルドン:いとおしい人たちとズレ
ヤング・シェルドンのストーリー……
・1989年のアメリカ・東テキサスに天才児(9歳)、シェルドン・クーパーがいる。シェルドンは科学の天才であり、飛び級で高校に入学、兄と同級生に。
・シェルドンの家族はみんな普通の人たち。父はおおらかで適当、お酒好き。母はクリスチャンで頑固。兄は粗暴でやんちゃ。双子の妹は大人に憧れる少女。ばあば(母方の祖母)は豪快でギャンブル好き。
・なぜか周囲とぶつかってばかりのシェルドンと、彼に振り回されつつも温かく見守る家族の物語。
アメリカの30分物のコメディ(シットコム)、と言えば何となく雰囲気が伝わるのではないでしょうか。
今作の笑いどころの一つは、シェルドンの理路整然としたド正論と周囲の人たちとのずれ。
シェルドンは非常に論理的な思考の持ち主。そして、頭の回転が恐ろしく速い。
ただシェルドンは周囲の状況や環境を配慮して……という、いわば空気を読むのがひどく苦手。
そんな中で子供のシェルドンから飛び出る大人顔負けの正論……ここがおかしいわけです。
他にも特徴的なキャラクター(ばぁばを筆頭にみんな愛しくも癖がある人)とシェルドンとのやり取りにもくすりとさせられます。
気楽に笑える中で、周囲と違うこと、マイノリティであることがどういうことか、についても考えさせられたりもしたりして……。
以下の記事では、人があまりに良すぎるがあまり困難な事態に陥ってしまった事例と、本作の登場人物の紹介(ムーンパイの由来を含む)について記載しています。
【まとめ】何も考えない、という快感
テレ東の30分ドラマ、某サブスク制作のドラマ、そして海外のシットコムという3作のご紹介でした。
あれこれ考えたり、心動かされる作品が観たい時もあります。
一方、今回紹介させていただいた、頭を空っぽにして眺めていられる作品が観たい時だってあります。
そういう時はきっと心が疲れている時。
日々の生活や仕事、心がへたってしまう時だってあります。
そういう時間に、これらのドラマがおともになってくれれば嬉しいです!
難しいことを考えず働ける職場に出会いたい方へ。

夕璃:介護支援専門員(歴10年以上)
居宅介護支援事業所の管理者として勤務。社会福祉士、精神保健福祉士の資格保有。
小説家になりたくて、某新人賞で二次選考突破。今も挑戦中。
ケアマネとして、福祉、ケア、支援etc…といった視点でドラマ・映画等をレビューしています。
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